会社紹介
歴史
フィレンツェの革工芸品の起源は20世紀初頭にさかのぼります。伝統工芸の技術はマエストロから弟子へ、手から手へと受け継がれ、 その環境の中でクオイエット・フィオレンティーノ(フィレンツェ伝統工芸の革工芸品に通常使用する革)を加工する技法が生まれました。数ある革職人の工房では、アイデアが形になり、それらは他に類を見ない作品に進化し、その革工芸品はフィレンツェで最高品質の製品の1つに数えられるまでに洗練されていきました。 18歳のヴァスコ・カパンニは、フィレンツェの中心部ミケランジェロ・ブオナローティ通りにある、熟練職人リノ・ペルッツィの下で修行を始めました。
ここでヴァスコは、革を加工するための基本的な手順を学びます。
革を濡らして引っ張って形を整え、染色し、磨く・・・さまざまな革製品を手作業で加工することで、彼の手仕事への情熱がより一層膨らんでいきました。そこで得た経験を生かし、彼は自分の工房を構えます。
1956年にフィレンツェで開催された工芸品展で、彼は"マスタークラフトマン"の表彰を受けました。それ以来、彼の作る製品は世界中で知られる事になりました。
会社は、ヴァスコから技術を学んだ息子のファビオが引き継ぎ、活気に溢れ、常に進歩しています。